直腸がんの進行
直腸がんの進行は、「浸潤(しんじゅん)・播種(はしゅ)」「リンパ行性転移」「血行性転移」の3つに分けられます。
浸潤・播種では、粘膜から発生した直腸がんが直腸の外壁に侵入し、膀胱、尿管、前立腺、精嚢、子宮、膣などに浸潤します。
がんが粘膜下層に留まると早期がん、筋層に達すると進行がんになります。
リンパ行性転移では、がんが直腸の中のリンパ管に入り、リンパ液と一緒に流れて転移します。
転移したリンパ節をそのままにしておくと、がん細胞は全身へ転移してしまいます。
血行性転移では、がんが直腸の中の血管に入り、血液と一緒に流れて他の臓器へ転移します。
最初に辿り着くのは肝臓のため、肝臓へ転移しやすくなっています。
肝臓への転移を放っておくと、次は肺へ転移します。
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